ふっくらもっちり食感の昆布の旨味
日高昆布の旨味をそのままに時間をかけて丁寧に炊き上げ
羊羹のように、少し抵抗があってもすっと噛めるのが美味しい昆布巻。水炊きをして昆布の雑味をしっかりと抜いてから味付けをして炊き上げ、更に煮汁の余熱で一晩かけて熟成。時間をかけることで柔らかく仕上がります。
だし昆布として親しまれている日高昆布。「あめ色」と言われる少し薄めの茶色い色合いが美味しい昆布のしるしです。北海道日高山脈から注ぎ込む豊富な栄養分が肉厚でもっちりとした日高昆布を育みます。
厚めの昆布を外側に、薄めの昆布を内側に。煮上がりのふくらみ方や食感を想像しながら、熟練の職人が丁寧に昆布を組み合わせてかんぴょうで結びます。均等な食感になるように巻く職人技は、機械ではまねできない技術です。
昆布巻がおせちのお重箱に入るまで、昆布漁から手巻き、調理と多くの人の手を必要とします。昆布や職人が年々減る中、人の手をかけて大切に作りました。食べてよろこぶ縁起物のふっくら肉厚の昆布巻を新年の始まりにどうぞ。